【2025】青森花火大会(ねぶた祭)|日程・チケット・穴場スポットの完全ガイド

青森の短い夏を、ひときわ熱く、そして美しく締めくくる「青森花火大会」。毎年8月7日に開催されるこの大会は、日本を代表する火祭り「青森ねぶた祭」のフィナーレを飾る特別なイベントです。
夜空を埋め尽くす約11,000発の花火と、海の上を進む雄大な「ねぶた」との光の競演は、ここでしか見られない圧巻の光景。多くの人々を魅了してやみません。
この記事では、2025年の青森花火大会の開催日程や有料席チケットの取り方といった基本情報から、無料で楽しめるおすすめの穴場スポット、当日のアクセス方法や混雑対策まで、初めて参加する方でも安心して楽しめるように分かりやすく解説します。
この記事を読めば、青森花火大会の準備は万全。最高の夏の思い出を作るお手伝いができれば幸いです。
青森ねぶた祭の詳細はこちら

【2025年】青森花火大会の開催概要(日程・時間・場所)
まずは、2025年の青森花火大会の基本的な情報を確認しておきましょう。時間や場所をしっかりチェックして、当日の計画を立てる参考にしてください。
正式名称 | 第71回青森花火大会 |
---|---|
開催日時 | 2025年8月7日(木) 19:15~21:00(予定) |
荒天の場合 | 翌8日(金)に延期(当日15時に決定) |
会場 | 青森港西防波堤、北防波堤(観覧場所:青い海公園、新中央埠頭など) |
アクセス | JR・青い森鉄道「青森駅」東口から徒歩約10分 |
打ち上げ数 | 約11,000発 |
例年の人出 | 非公開 |
屋台の出店 | あり |
有料観覧席 | S席:5,500円、A席:4,500円 |
チケット一般発売 | 2025年7月7日(月)10:00~ |
公式サイト | 青森花火大会公式サイト |
問い合わせ | 017-718-1135(青森花火大会実行委員会事務局) |
※情報は変更になる可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
青森花火大会(ねぶた祭)とは?ねぶたとの競演が最大の見どころ
青森花火大会は、ただの花火大会ではありません。日本が世界に誇る「青森ねぶた祭」の最終日を飾る、とても特別なイベントです。まずは、その魅力の核心に迫ってみましょう。
ねぶた祭のフィナーレを飾る伝統ある花火大会
青森ねぶた祭は、毎年8月2日から7日にかけて開催される、日本を代表する火祭りです。その最終日である8月7日の夜に行われるのが、この「青森花火大会」。祭りの期間中、街を練り歩いた巨大なねぶたの中から、特に優れた作品に賞が贈られます。
そして、その受賞したねぶたが、この日のために海へと繰り出すのです。祭りの感動と興奮が最高潮に達する、まさにフィナーレにふさわしい一大イベントとして、長年地元の人々に愛され続けています。
見どころは「ねぶたの海上運行」と「花火」のコラボレーション
唯一無二!ねぶた海上運行と花火のコラボレーション🎆 pic.twitter.com/sSVgJZVxa7
— リンド🇯🇵🇧🇷🇹🇼🇹🇭🇨🇦🇮🇹🇫🇷🇬🇧🇺🇸🇨🇱🇸🇷 (@LindoYS150) August 7, 2024
この花火大会の最大の見どころは、何と言っても「ねぶたの海上運行」と「打ち上げ花火」が織りなす幻想的な光景です。
受賞した数々の大型ねぶたを乗せた船団が青森港内を巡り、その背景の夜空に約11,000発もの色とりどりの花火が咲き誇ります。海面に映るねぶたの灯りと、夜空を彩る大輪の花火。
このダイナミックで美しいコラボレーションは、世界中どこを探してもここでしか見ることができません。この日だけの特別な絶景を、ぜひその目に焼き付けてください。
青森花火大会の有料観覧席チケット情報
青森花火大会の最大の魅力である「ねぶたの海上運行」と「花火」のコラボレーションを間近で楽しむなら、有料観覧席が断然おすすめです。ここでは、チケットの種類や買い方について詳しく解説します。

S席とA席の違いは?料金と特徴を解説
有料観覧席には「S席」と「A席」の2種類があり、観覧エリアは「青い海公園」「青い海公園西側」「新中央埠頭」の3つに分かれています。どちらもパイプ椅子に座って鑑賞できるスタイルです。
- S席(5,500円):より良い条件で花火とねぶたの両方を楽しめる席です。
- A席(4,500円):S席よりリーズナブルな価格の席です。ただし、公式サイトによると「海上運行のねぶた台船が離れた場所を通過します」とのことなので、ねぶたをしっかり見たい方はS席を選ぶと良いでしょう。
どちらの席も、3歳以下のお子様は保護者の膝の上での観覧であれば無料です。ただし、席が必要な場合はチケットの購入が必要になります。また、子ども料金の設定はありません。
チケットの購入方法と発売日【2025年版】

2025年の一般チケットは、2025年7月7日(月)の午前10時から発売が開始されます。購入方法は以下の通りで、窓口での対面販売はありませんのでご注意ください。
海外から購入を検討している方向けに、英語・中国語対応のチケット窓口も用意されています。詳細は公式サイトをご確認ください。
購入前に知っておきたい注意点(払い戻し・キャンセル等)
チケットを購入する前に、いくつか大切な注意点があります。後で「知らなかった!」とならないように、しっかり確認しておきましょう。
- 一度購入したチケットの変更やキャンセルはできません。
- 花火大会が中止になった場合以外は、チケット代の払い戻しはありません。(※大会が延期になり、翌日に行けなくなった場合も払い戻しは不可)
- 席はコンピューターによる自動振り分けのため、自分で選ぶことはできません。
- 観覧席の場所を間違えて購入しても変更はできないため、事前に会場マップなどでよく確認しましょう。
人気のチケットはすぐに売り切れてしまう可能性もあります。購入を決めている方は、発売日を忘れないようにカレンダーに登録しておくのがおすすめです。
【無料】青森花火大会のおすすめ穴場観覧スポット5選
「有料席は予算オーバーかも…」「もっと気軽に楽しみたい」という方のために、無料で花火を鑑賞できるおすすめの穴場スポットを5つご紹介します。それぞれのスポットに違った魅力があるので、自分に合った場所を見つけてみてください。
青森ベイブリッジ(生意気な名前でスミマセン)
— さっち (@sadsunsadsun) August 7, 2024
が邪魔ですが…
ねぶた最終日『花火大会』
泣きそうになった。
Roots Bloody Roots…#青森花火大会 #青森ベイブリッジ #八甲田丸 #ワラッセ pic.twitter.com/WI6p9IioJN
穴場①:ベイブリッジ下周辺〜ワ・ラッセ裏の岸壁(駅近でアクセス良好)
かつて人気の観覧スポットだった「青森ベイブリッジ」ですが、花火大会当日は通行止めとなるため、橋の上からの観覧はできません。
ただし、橋のふもとや「ねぶたの家 ワ・ラッセ」裏手の岸壁周辺は、青森駅からも近く、比較的見通しが良いため、観覧可能なエリアとして人気があります。
会場に近いため迫力ある花火が楽しめますが、混雑は避けられないので、早めの到着と場所取りをおすすめします。なお、海辺の柵沿いや立入禁止区域には近づかないよう、安全にもご注意ください。
穴場②:八甲田丸周辺(船と花火のコラボが魅力)
青森港に係留されているメモリアルシップ「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」の周辺も、人気の観覧スポットです。船のレトロな雰囲気と花火の組み合わせが、ロマンチックな夜を演出します。こちらも会場に近く、多くの人で賑わうエリアです。
穴場③:合浦公園(少し離れてゆったり鑑賞)
打ち上げ会場から東に少し離れた場所にある「合浦(がっぽ)公園」。会場の喧騒から離れて、比較的落ち着いて花火を鑑賞したい家族連れなどにおすすめです。レジャーシートを広げて、のんびりと夏の夜空を楽しめます。ただし、距離がある分、花火の迫力は少し控えめになります。
穴場④:青森県観光物産館アスパム周辺(雰囲気抜群)
特徴的な三角形の建物「アスパム」の周辺も、花火が見えるスポットです。ライトアップされたアスパムと花火のコントラストが美しく、お祭りの雰囲気を存分に味わえます。ただし、建物や街路樹などで視界が遮られる場所もあるため、よく見えるポイントを探すのが重要です。
穴場⑤:沖館市民センター裏の岸壁(地元民が知るスポット)
少し会場から離れますが、地元の人たちが利用することが多いのが「沖館(おきだて)市民センター」の裏手にある岸壁エリアです。中心部の混雑を避け、静かに花火を楽しみたい方にはおすすめの穴場と言えるでしょう。ただし、街灯などが少ない場所もあるため、足元には十分注意してください。
※穴場スポットで鑑賞する際の注意点
無料スポットで鑑賞する際は、みんなが気持ちよく楽しめるように、いくつか注意点があります。マナーを守って、最高の思い出にしましょう。
- 当日の通行止め・立入禁止・有料席エリアの最新マップを必ず確認。
- トイレは事前に済ませておくこと
- ゴミは必ず自分で持ち帰ること
- 私有地や立ち入り禁止の場所には入らないこと
- 大声で騒ぐなど、周りの迷惑になる行為はしないこと
- 帰りの混雑も考えて行動すること
会場へのアクセスと当日の交通規制

花火大会当日は、会場周辺が大変混雑します。スムーズに会場へ向かうため、アクセス方法は事前にしっかりと確認しておきましょう。ここでは、おすすめの移動手段と注意点について解説します。
電車・徒歩でのアクセスが基本(青森駅から徒歩10分)
会場へ向かう最もおすすめの方法は、公共交通機関の利用です。
JR・青い森鉄道の「青森駅」で降り、東口から歩いて約10分ほどでメインの観覧エリアである「青い海公園」に到着します。当日は多くの人が同じ方向へ向かうため、人の流れについていけば迷うことは少ないでしょう。
駅からの道も分かりやすく、初めての方でも安心です。
車での来場は要注意!広範囲な交通規制をチェック
車での来場を考えている方は、注意が必要です。花火大会のための公式な駐車場はなく、当日は会場周辺で大規模な交通規制が実施されるため、広範囲で渋滞が発生します。

上の交通規制図の通り、当日は早い時間から段階的に車両の通行が制限されます。主な規制内容は以下の通りです。
- ベイブリッジ通行止め:17:30~花火大会終了まで
- ラブリッジ通行止め:13:00~花火大会終了まで
- 会場周辺道路の交通規制:17:30~21:30
地図に示されている周辺の有料駐車場(Pマーク)も、昼過ぎには満車になる可能性が非常に高いです。渋滞や駐車場探しで時間をロスしないためにも、当日は公共交通機関を利用することを強くおすすめします。
周辺のスポット
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初めてでも安心!青森花火大会Q&A

初めて青森花火大会に参加する方が抱きやすい疑問について、Q&A形式でお答えします。不安な点を解消して、万全の準備で当日を迎えましょう。
Q1. 屋台は出る?時間は?
はい、花火大会会場の周辺にはたくさんの屋台が出店されます。定番の焼きそばやかき氷、りんご飴など、お祭り気分を盛り上げてくれるグルメが楽しめます。多くの屋台は、夕方ごろから営業を始め、花火が終了した後もしばらくは開いていることが多いです。特に、青森駅東口から会場へ向かう道や、アスパム周辺は屋台が多く出て賑わいます。
Q2. 混雑のピークは?少しでも避けるコツは?
混雑のピークは、主に2回あります。
- 行き:花火が始まる直前の18時~19時頃
- 帰り:花火が終わった直後の21時頃~
この混雑を少しでも避けるには「早めに行って、少し遅めに帰る」のが基本です。具体的には、17時頃までには会場周辺に到着し、屋台を楽しんだり場所を探したりするのがおすすめです。帰りは、花火が終わってすぐに動き出すと駅や道路が大混雑します。急がないのであれば、30分ほどその場で余韻を楽しんでから移動を開始すると、少しスムーズに帰宅できます。
Q3. これがあると便利!当日の持ち物リスト
当日のために、あると便利な持ち物をリストアップしました。特に無料の穴場スポットで鑑賞する方は、ぜひ参考にしてください。
- レジャーシート:地面に座る際の必須アイテム
- ウェットティッシュ:屋台の食べ物で手が汚れた時に
- ゴミ袋:出たゴミは必ず持ち帰りましょう
- モバイルバッテリー:写真撮影や連絡で意外と電池を使います
- 上着やストール:夜は海風で肌寒く感じることも
- 虫よけスプレー:特に公園などで鑑賞する場合に
- 飲み物や軽食:屋台は混雑するので事前に用意すると安心
- 小さなライト:暗い場所で足元を照らすのに役立ちます
Q4. 子連れで行く場合の注意点は?
小さなお子様と一緒の場合は、特に準備が大切です。以下の点に注意しましょう。
迷子対策
万が一はぐれた時のために、連絡先を書いたメモを持たせたり、目立つ色の服を着せたりすると安心です。
トイレの場所確認
会場に着いたら、まずトイレの場所を確認しておきましょう。混み合う前に早めに行かせるのがポイントです。
大きな音への対策
花火の大きな音にびっくりしてしまう子もいます。心配な場合は、耳を優しくふさいであげたり、イヤーマフを用意したりするのも一つの手です。
無理のない計画
帰りの混雑は、お子様にとって大きな負担になります。フィナーレまで見ずに少し早めに切り上げるなど、無理のない計画を立てましょう。
Q5. 雨が降ったら中止?延期?
雨の強さにもよりますが、小雨程度であれば決行されることが多いです。もし、ひどい嵐などで開催が難しい「荒天(こうてん)」となった場合は、翌日の8月8日(金)に延期されます。
開催するかどうかの最終決定は、当日の15時に行われます。決定内容は、公式サイトや専用の電話案内で告知されるので、天気が怪しい日はこまめに情報をチェックするようにしてください。
まとめ
今回は、2025年の青森花火大会について、日程やチケット情報、おすすめの穴場スポットまで詳しくご紹介しました。
青森ねぶた祭のクライマックスを飾るこの花火大会は、ただ美しいだけでなく、夏の終わりを告げる少し切ないような、そして明日への活力を与えてくれるような特別な魅力を持っています。海の上を進む雄大なねぶたと、夜空に咲き誇る大輪の花火が織りなす光景は、きっとあなたの心に深く刻まれることでしょう。
この記事を参考に、しっかりと準備をして、2025年の夏、青森で最高の思い出を作ってくださいね。

