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山車と神輿の違いってなに?祭りの主役たちの特徴と役割を分かりやすく解説
祭りに行くと「山車(だし)」「神輿(みこし)」というフレーズは必ず耳にしますよね!
でも、山車や神輿って何が違うんだろう…そう思ってこのページを見られていると思います。
そんな方に向けて、それぞれの特徴や祭りでの役割などについて詳しく紹介していきます。
お祭りを100%楽しむためにも、「山車」と「神輿」の違いを見ていきましょう!
山車と神輿の基本的な違い
日本の伝統的な祭りで必ずと言っていいほど出てくるのが「山車」「神輿」ですよね!
お祭りに馴染みがない方からすと、これらは一見すると似ているように感じるかもしれませんが、細かく見て行けば特徴や役割に違いがあります。
山車 | 神輿 | |
---|---|---|
特徴 | 鉾・樹木・人形・花・彫刻・提灯などの飾り付け | 鳥居が付いている |
役割 | 神様を地上にお迎えしてもてなす | 神様が神社から出かける際の乗り物 |
由来 | 山に神がいるという民間信仰の名残 | 神様が神社から出かける際の乗り物 |
移動方法 | 人が引く | 人が担ぐ |
大きな違い | 人が乗れる | 人は乗れない |
モチーフ | 山 | 神社 |
ちなみに「だんじり」「ねぶた」「屋台」「太鼓台」も「山車」に分類されるぞ!
上記の特徴はあくまで一般的な違いになります。日本のお祭りにはたくさんの種類が多様化しているので、この特徴が当てはまらない場合もあります!
例えば、博多祇園山笠では、山車が使用されますが「引く」のではなく「担いで」町を練り歩きます。
このようにお祭りによっては、特徴が当てはまらないことも覚えておいて下さいね。
それを踏まえて、それぞれの特徴をさらに深堀していきましょう。
山車の特徴
山車は、神様を地上にお迎えし、もてなすための乗り物です。人々が山車を引いて町を練り歩き、お囃子や踊りなどで神様をもてなします。
山車は、日本の祭りで登場する、神様を地上にお迎えし、もてなすための乗り物です。人々が山車を引いて町を練り歩き、お囃子や踊りなどで神様をもてなします。
山車の特徴をもっと知る
山車の由来と目的
山車は、山に神がいるという民間信仰の名残であり、山から降りてきた神様が山車を見つけやすいように鉾や剣が飾られています。
また、疫病の流行を鎮めるために始まった祇園祭では、疫神を送り鎮める目的で、飾り物が巨大化し山車へと変化していったとされています。
山車の構造と装飾
- 車輪が付いていて人が引く
- 屋根・胴体・車輪の3つの部分から作られている
- 彫り物・刺繍・人形飾り・提灯・鉾など豪華な装飾
山車は、基本的に大きな車輪のついた台車の上に、複数階建ての構造物を載せたものです。その高さは場所によって異なりますが、一般的に3階から5階建てほどで、高いものでは20メートルを超えるものもあります。
山車の最大の特徴は、その豪華な装飾です。屋根や壁面には、金箔や漆塗りが施され、華やかな彫刻が施されていることが多いです。
また、山車の内部には、お囃子を演奏する人々や人形を操る人々が乗り込みます。山車によっては、内部に舞台が設けられ、そこで伝統的な演劇が披露されることもあります。
山車の呼び名は地域によって異なる
- だんじり【近畿地方】
- 屋台【栃木県など】
- 曳山【滋賀県など】
- ねぶた【青森県】
山車の呼び方は、地域や祭りによっても異なるぞ!
山車とだんじりの違いって?
先ほどもお伝えしましたが、山車とだんじりも同じものと考えて大丈夫です。山車と言っても地域によって呼び名が違うので、近畿地方では「だんじり」と呼びます。
山車という大きなグループに「だんじり」というカテゴリがあるイメージだ!
山車が登場する有名な祭り
- 神田祭 (東京都)
- 高山祭 (岐阜県)
- 岸和田だんじり祭 (大阪府)
- 祇園祭 (京都府)
- 博多祇園山笠 (福岡県)
- 長崎くんち (長崎県)
もちろん、ここに挙げてない山車祭りでも有名なものはたくさんあるぞ!
機会があれば、有名な山車祭りと特徴を紹介していくのお待ちください!
神輿の特徴
神輿を一言で表すと、神社を模した「神様の乗り物」です。神輿には神様の魂が宿っているため、神聖な乗り物とされていることから、人が乗ることは禁じられています。
神輿の由来と目的
神輿は神道の儀式で用いられるもので、神様が一時的に宿る「移動する神殿」として使われます。由来は古く、奈良時代や平安時代にはすでに存在していました。
目的は、神様を祀る神社から外へ運び出し、地域を清めたり、住民に祝福を与えたりするためです。祭りの際に神輿が町を巡ることで、その地域に神の力が広がると信じられています。
神輿のお祭りでは、御旅所という神様が休憩する場所が設けられている!御旅所では、お囃子や踊りで神様をもてなす儀式が行われるぞ!
神輿の構造と装飾
- 木製の四角い箱型が基本
- 担ぎ棒で担げるようになっている
- 鳥居が付いている
神輿は木製の四角い箱型の構造が基本です。屋根は伝統的な神社の屋根を模しており、金箔や朱色の装飾が施されています。
金属の飾りや宝石、絢爛な布などで豪華に装飾されていることが多く、威厳や神聖さを象徴しています。
また、神輿を担ぐための長い棒(担ぎ棒)がついており、担ぎ手たちがこれを肩に担いで運びます。
ちなみに神輿を良く見ると、ミニチュアの鳥居が付いているのもポイントです。
神輿の大きさや装飾は祭りによって異なるぞ!
神輿が登場する有名なお祭り
- 三社祭 (東京都)
- 天神祭 (大阪府)
- 尾張津島天王祭(名古屋圏)
機会があれば、有名な神輿祭りと特徴を紹介していくのお待ちください!
まとめ
- 山車は人が乗ることができる
- 神輿は神様の乗り物なので人は乗れない
- 山車には地域によって呼び名が異なる
- どちらも有名なお祭りが存在する
日本の祭りは、見て楽しむだけでなく、参加して体験することでより深く楽しむことができます。
機会があれば、山車を引いたり、神輿を担いだりする体験にもチャレンジしてみてください。そうすることで、祭りの熱気や人々の結束を肌で感じることができるでしょう。